Windows 11でIPアドレスを固定する方法|設定手順と注意点をわかりやすく解説
Windows 11 でIPアドレスを固定する手順を、画面の流れに沿って解説します。プリンタや共有フォルダに毎回つながらない、という場面で役立ちます。
IPアドレスを固定する理由
通常、パソコンのIPアドレスはルーターから自動で割り当てられます。DHCPという仕組みです。便利な反面、再起動のたびにアドレスが変わることがあります。
アドレスが変わると困るのは、次のような場合です。
- ネットワークプリンタを指定して使っている
- 共有フォルダにアドレスでアクセスしている
- ルーターでポート開放の設定をしている
- 自宅サーバーやNASを立てている
設定前に、今の値を控える
固定する前に、現在の設定を必ずメモしてください。ここを飛ばすと、つながらなくなります。
コマンドプロンプトを開き、次を実行します。
ipconfig /all
控える項目は4つです。テキスト形式でメモ帳に記録してもいいし、スクリーンショットで画像として残してもいいし、スマホで写真を撮るのも手です。
- IPv4 アドレス
- サブネット マスク(多くは 255.255.255.0)
- デフォルト ゲートウェイ(ルーターのアドレス)
- DNS サーバー
設定手順
1. ネットワーク設定を開く
「設定」→「ネットワークとインターネット」を開きます。有線なら「イーサネット」、無線なら「Wi-Fi」を選びます。
2. IP割り当てを編集する
「IP 割り当て」の右にある「編集」を押します。「自動 (DHCP)」を「手動」に切り替えます。

3. IPv4 をオンにして入力する
「IPv4」のスイッチをオンにし、次を入力します。
- IPアドレス:ルーターと同じ範囲で、他と重ならない値
- サブネット プレフィックスの長さ:24(255.255.255.0 の場合)
- ゲートウェイ:控えたデフォルトゲートウェイ
- 優先 DNS:控えたDNSサーバー
入力したら「保存」を押します。
アドレスの決め方に注意
ここが一番つまずきます。ルーターがDHCPで配る範囲と重ならない値を選んでください。
たとえばルーターが 192.168.1.100 から 192.168.1.199 を配る設定なら、192.168.1.200 のように範囲外を使います。範囲内を選ぶと、他の機器と衝突する恐れがあります。
配布範囲はルーターの管理画面で確認できます。
設定できたか確認する
コマンドプロンプトで順に実行します。
ipconfig
ping 192.168.1.1
ping 8.8.8.8
nslookup google.com
4つとも応答があれば成功です。1つでも失敗したら、その段階に原因があります。
元に戻す方法
同じ画面で「手動」を「自動 (DHCP)」に戻すだけです。設定は元通りになります。
まとめ
固定IPは、事前に現在値を控えておけば難しくありません。うまくいかないときは、DHCPの配布範囲と重なっていないか確認してください。
現在のIPアドレスの調べ方はWindows 11でIPアドレスを確認する方法で解説しています。

