Excelで「1-2」が勝手に日付になるのを防ぐ方法|入力前と、なってしまった後の対処
型番や部屋番号のつもりで「1-2」と入力したら、セルに「1月2日」と表示された。「3/4」と入れたら「3月4日」になった。
Excelを使っていると、一度はこの経験があると思います。
原因は、Excelが「日付っぽい入力」を見つけると、自動で日付に変えてしまうことです。この記事では、これを防ぐ方法と、日付になってしまった後の直し方を説明します。
わかっているつもりでもセルが変わってから気が付きますよね。そしてCtrl+ZでUndo・・・。何度も繰り返しちゃいます。
結論:先頭に「'」を付けるか、入力前にセルを「文字列」にする
| やりたいこと | 方法 |
|---|---|
| 1つだけ、すぐに入れたい | 先頭に '(アポストロフィ) を付けて '1-2 と入力する |
| 番号の列をまとめて入れたい | 入力する前に、セルの表示形式を 「文字列」 にする |
| もう日付になってしまった | 表示形式を「文字列」にしてから、入れ直す |
なぜ日付に変わるのか
Excelは、入力された内容を見て「これは数値か、日付か、文字か」を自動で判断します。
「1-2」や「1/2」は、Excelから見ると日付の書き方に見えます。そのため「1月2日」という日付として保存されます。
「1-2」「1/2」のような数字の入力は、日付への変換をオフにできません。Microsoft のサポートページでも「オフにする方法はない」と案内されています(詳しくは後半の「設定でオフにできる?」で説明します)。
そこで、入力するときに「これは文字です」とExcelに伝えるのが基本の対策になります。
方法1:先頭に「'」(アポストロフィ)を付ける
いちばん手軽な方法です。
- セルを選ぶ
- '1-2 のように、先頭に ' を付けて入力する
- Enter を押す
セルには 1-2 と表示されます。「'」はセルには表示されません。
「'」は、キーボードの Shift + 7 で入力できます(日本語キーボードの場合)。
ポイント
- 「'」を付けると、Excelはその入力を文字として扱います
- 数字だけの入力(例:'0123)に付けた場合、セルの左上に緑の三角が出ることがあります。「数値が文字列として保存されています」という知らせなので、そのままで問題ありません
方法2:入力する前に、セルを「文字列」にする
番号をたくさん入れるときは、こちらが便利です。
- 番号を入れる列(またはセルの範囲)を選ぶ
- Ctrl + 1 を押して「セルの書式設定」を開く(右クリックからでも「セルの書式設定」を選べます)
- 「表示形式」タブで 「文字列」 を選び、OK を押す
- その後で、番号を入力する
注意:必ず「入力する前」に設定してください。すでに日付になったセルを後から「文字列」にしても、元の「1-2」には戻りません(次の章)。
注意:計算に使う列は「文字列」にしないでください。文字列にしたセルの数字は、SUM などの合計に含まれなくなります。番号や型番など、計算しない列だけにします。
日付になってしまった後の直し方
すでに「1月2日」になったセルは、入れ直すのが確実です。
表示形式を「文字列」に変えると、「46024」のような数字が出てきます。これは、Excelが日付を内部で数字として持っているためです(2026年1月2日の場合は 46024)。「1-2」の文字は残っていません。
直し方は次のとおりです。
- 日付になったセルを選ぶ
- 表示形式を「文字列」にする(方法2の手順)
- 改めて 1-2 と入力し直す
数が多い場合は、元の資料から貼り直すほうが早いことがあります。ただし、元の資料が CSV の場合は、Excel で開かずにメモ帳で開いてコピーしてください。CSV を Excel で開くと、開いた時点で日付に変わってしまいます。貼り付ける先のセルは、先に「文字列」にしておきます。
設定でオフにできる?
Microsoft 365 と Excel 2024(Windows・Mac)には、「自動データ変換」の設定があります。Windows の場所は「ファイル」→「オプション」→「データ」→「自動データ変換」です。Excel 2021 以前は、Microsoft の案内の対象外です。
ここでオフにできるのは、次の4つです。
- 先頭のゼロを消して数値にする(例:00123 → 123)
画面の表記:「数値テキストから先頭のゼロを削除して数値に変換する」 - 16桁以上の長い数字を15桁で切って、指数表記にする
画面の表記:「数値データを15桁の精度に切り捨て、指数表記で表示される数値に変換します」 - 「E」をはさむ数字を指数表記にする(例:123E5)
画面の表記:「文字"E"を囲む数値データを指数形式に変換する」 - 文字と数字が続く「日付っぽい」値を日付にする(例:JAN1 → 1月1日)
画面の表記:「連続した文字と数字の文字列を日付に変換します」
最後の項目は 「JAN1」のような文字と数字の組み合わせが対象です。Microsoft の説明では、この設定をオフにしても、「JAN 1」や「JAN-1」のように空白や記号を含む値は、日付として扱われる場合があるとされています。
「1-2」や「1/2」のような数字だけの入力は、Microsoft の別のページで「オフにする方法はない」とされています。この設定では止められないと考えて、方法1か方法2で対応してください。
分数の「1/2」を入れたいとき
「1/2」を日付ではなく分数(0.5)として入れたいときは、0 とスペースを付けて「0 1/2」と入力します。セルには 1/2 と表示されます(Microsoft の案内より)。
まとめ
- 「1-2」「3/4」が日付になるのは、Excelが日付の書き方だと判断するため
- 1つだけなら '1-2(先頭に「'」)
- たくさん入れるなら、入力の前にセルを「文字列」にする
- 日付になってしまったら、文字列にしてから入れ直す
- 数字だけの「1-2」は、設定ではオフにできない
慣れてくるとそのセルに何を入れると変わりそうだってのが大体わかるようになります。
入力する数字をそのまま表示させたい場合「'」を付けることだけをまずは覚えておけばいいと思います!
よくある質問
Q. 「'」を付けると、セルに「'」が表示されたりしませんか?
A. 表示されません。数式バーには「'1-2」と見えますが、セルには「1-2」と表示されます。
Q. 列全体を「文字列」にしても大丈夫ですか?
A. 番号や型番の列なら大丈夫です。ただし、計算に使う数字の列を文字列にすると、合計などが計算されなくなります。
Q. Mac の Excel でも同じですか?
A. 書式設定は Command + 1 で開きます。自動データ変換の設定は「Excel」→「環境設定」→「編集」にあります(Microsoft 365 for Mac・Excel 2024 for Mac の場合)。

